大人ニキビ?学生時代はニキビとは無縁だったのに、お肌の曲がり角も過ぎた今頃になってニキビにができて悩んでいるんです…
顎から首のラインにニキビができやすいんです。
皮膚科に行ったら、ステロイドを勧められたんだけど、そんな強い薬を使っていいのかしら…?
- ニキビができる原因がわかり、その対策ができるようになります。
- 「好転反応」というファスティングにつきものの症状があることを理解できます。
- ストレスを減らし、腸内環境を整えることが最大のニキビ対策ということがわかります。
私も中学生・高校生の時期をピークにニキビに悩まされました。今だにニキビができることがあります。(うん、若い!)
その当時は、思春期でもあり、すごく悩みましたねぇ。きゅうりパックが良いと聞いてやってみたり、アマチャヅルチャが良いと聞いては、飲んでみたり…。
でも、どの方法もダメでした。今考えれば、全く意味がないことをしていました(笑)
その当時の自分に言ってあげたい!
「ファスティングが最高だよ!」って。
ファスティングでそのニキビが良くなるかもしれません!
ファスティングでニキビは治る!?それって好転反応?
健康の源は、腸にあります。免疫の最高中枢は、脳ではなく腸です。
腸は第二の脳と言われることがありますが、発生学的には、腸が先で脳は後です。アメーバなどの原生生物には脳はありませんが、腸はあります。そのことからも、腸の方が発生学的により原始的であることがわかります。
よって、腸内環境が整えば、免疫力が上がり、万病を根治する源となります。酵素ドリンクファスティングは、腸内環境を整え、免疫力を上げる一つの方法です。
つまり、ニキビもファスティングで改善されることが大いに期待されます。でも、ファスティングをやったら、ニキビができたなんて話も聞かれます。
では、実際のところファスティングとニキビの因果関係はどのように捉えるべきものなのでしょうか。
ファスティングの好転反応とは?
東洋医学では、瞑眩反応(めんげんはんのう、または、めんけんはんのう)という言葉があります。
一般的には、好転反応(こうてんはんのう)と呼ばれることの方が多いかと思いますが、「体調が改善に向かう途中で一時的に出る悪い症状」のことです。
例えば、頭痛、めまい、だるさ、眠気などが瞑眩反応の一症状です。
そして、ファスティング中にできたニキビも好転反応の一症状だと言われることがあります。
果たして、ファスティング中にニキビができるのは、本当に好転反応の一症状なのでしょうか?
ニキビの一般的な原因と知られざる本質的な原因
一般的に言われているニキビの原因は…
- 皮脂の過剰分泌
- 毛穴のつまり
- ニキビ菌の増殖
主にこの3つです。
ニキビは、デトックスの結果として「体内に溜まった毒素が出ている」などと言われることがありますが、完全な間違いです。
ニキビは、白い膿を持っているタイプと赤い発疹のようなタイプと大きく2つに分けられます。
白い膿を持ったタイプは、プチっとはぜると膿が出ます。その膿を見て「体内の毒素が出た」とイメージされるのだと思われます。
しかし、免疫学の第一人者である故安保徹先生のお話によると、「ニキビは、顆粒球(白血球の一種)が常在菌を攻撃することで起きる現象」とのこと。顆粒球が常在菌を攻撃した後の残骸が膿の正体です。
イメージで語られる的外れな説明に惑わされることなく、その本質を見極めると、ファスティングを快適に安心して行うことができます。
ニキビは、決して、体内の毒素が出てきたわけではありません。
ニキビはファスティングの好転反応なの?
では、ニキビはファスティングの好転反応なのでしょうか?
答えは、「ニキビはファスティングの好転反応であるとも、そうでないとも言えない」です。
というのも、物の見方によって、見解が変わってきます。
まず、ニキビができる原因の一つを考えてみると、ストレスにより交感神経優位となって、顆粒球が増加し、皮膚の常在菌を攻撃して起こります。
普段やっていない「ファスティング」は、その人にとっては多少なりともストレスになります。
そのストレスが要因となって、ニキビができた可能性があります。
- 食べられないことへの不安
- 空腹感があることからのイライラ
- ファスティングって本当に体に良いのかという不安な気持ちがどこかに残っている
- ファスティングによって、一時的にアシドーシス(酸性傾向)になる。
といった精神的な不安や、栄養が口から入ってこないという身体的な変化は、多少なりともストレスとなります。
このようなストレスが要因となってニキビができた場合、これを好転反応と言って良いのかどうか…
体調が良くなる過程で起こる現象ですので、好転反応と言うことも間違ってはいません。
一方で、体調が良くなる過程で起こる現象全てを好転反応と呼んで良いのかは疑問が残ります。
ですので、ここでは、ファスティング中にできたニキビが好転反応かどうかの明言は避けたいと思います。
単純に精神的・身体的ストレスが原因となってニキビができたと考えれば腑に落ちる話です。
いずれにしても間違いなく一つ言えることは、ファスティングで腸内環境が改善されて、体調が悪くなっていくことは免疫学的に考えられません。
ということは、ファスティングの過程でできるニキビは、一過性のものに過ぎず、トンネルを抜ければ、腸内環境は改善し、その結果ニキビも改善することは明らかです。
顆粒球優位(交感神経優位)の腸内環境が、ファスティングの終盤、回復食時期には、リンパ球優位(副交感神経優位)に変化し、ファスティング前からあったニキビも、ファスティング中にできたニキビも改善していきます。
ファスティング中の一つ一つの症状に過敏になり過ぎることは、余計なストレスになり、ファスティングの効果を最大限に引き出す上での足かせになります。
大事なことは、ファスティング中にニキビができたことは、体内の毒素が排出された結果ではないこと、そして、一過性のものであることを理解し、リラックスした気持ちでファスティングに取り組むことです。
5日程度を超えるファスティングをやる場合は、計画的に専門家の指導を受けながらやるのが無難です。
ファスティング前に、疑問や不安を解消して取り組み、ファスティング中は、その最中に起きる症状や不安を相談しながら行えば安心です。
余計なストレスを感じずにファスティングに取り組むことができ、最大限の効果を導きます。
また、ファスティング後の食生活に関する習慣や、2回目以降のファスティングをどう行うかなどに目を向け、一喜一憂せずにあなたの美容と健康を長い目で考えていきましょう。
なぜなら、美と健康は一生向き合っていくものですから。
まとめ
- ファスティングで腸内環境を整えることで、ニキビは改善される。
- 好転反応とは、「体調が改善に向かう途中で一時的に出る悪い症状」
- ニキビは、デトックスで体内の毒素が出ているわけではない。
- ファスティング中のニキビは、好転反応とは言い切れない。
- 症状が改善する過程で起こる症状に過敏になり過ぎないことが大切。
- ファスティングをやる際は、疑問や不安は取り除いて取り組むことが大事。
- 5日以上のファスティングは、専門家の指導を受けるのが無難。
- 美と健康は一生向き合っていくものなので、目先のことに一喜一憂せず長い目で考えましょう。
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